昨日、世田谷代田の「もの・こと祭り」に行って来ました。
環七がズドンと真ん中を走って分断され、商店街が廃れてしまったこの町を元気にしようというプロジェクト。
駅を出ると、あちこちからやって来た作り手のお店やワークショップなどが、ポツポツとだけどたのしげに並び、環七を渡った代田八幡には、蝉時雨の中、木陰にアーティストが作ったこけしの展示、竹とんぼのワークショップや地方のNPOのお店、食べ物の屋台があって、どこか心やすらぐ空気感。
人出は多くなかったけれど、それだけにみんなのんびり、コミュニケーションもゆったりしていていい感じ。1日だけの催しだったけど、またやるのかな?継続してくれて風物詩になるとたのしい。
世田谷代田から、ミッドタウンへワープ。21_21で開かれていた「東北の食と住『テマヒマ展』」へ。東北の自然と共存する人の知恵が育んだ工芸や食文化の数々。必要以上に合理性を追うことなく、昔ながらにテマヒマかけて作られるモノたちには、作り手の心や土地の風土が映し出されて愛おしい。
いくつかのものづくりの行程を淡々と追った映像が圧巻。りんご箱づくりの圧倒的な金槌さばき、マタタビ細工の年季の入った手技、笹巻やきりたんぽづくりのの慈しみ深い手の動き、それぞれの作り手の無骨な手と、満ち足りた穏やかな表情。
たくさんの人たちが訪れて、映像に、モノに、熱心に見入っていた。こういう催しにより少しでも多くの人が、昔から伝わる手間ひまかかったモノたちを使ってみたいと思ってくれるといいと思う。
と言いながら、すみません。テマヒマ展は、今日まででした。
PARTYのHPに戻る