手塚俊明さんのお椀。 |

お椀の木地は自分で挽かれる手塚さん。なので、ひとつひとつサイズもかたちも違います。そのまちまちさが微笑ましく,世界にひとつの「マイお椀」にしたくなります。
以前にも書いた通り,わたしが初めて手にした作家さんのお椀が手塚さんの黒い透き漆のもの。母とふたり分買い10数年を経て、いまは木地が透けてピカピカになっているけれど、ここ数年,工房や個展に伺いすっかり手塚さんのファンである相棒にもひとつ、と思っていました。
今回納品していただいたのは、透き漆と朱と手塚さんが「黄」と呼ぶ弁柄の茶系のもの。
わたしは木目が出る「透き」が面白いと思ったけれど、彼が選んだのは「黄」のものでした。そうそう、この前、手塚さんの個展で選んだぐい吞みも「黄」。うつわ選びは相棒の方がちょっと斬新です。
ところで,多摩川の渓谷を借景とする自然豊かな手塚さんの工房。おみやげにいただいたのは、なんと「自生のわさび」。名物の柔らかいこんにゃく「のしこん」とともにいただいたけど、手塚さんが「うちの小さいの」と愛おしげに呼んだわさびはあまりにいたいけで瑞々しく、擂るにしのびない。。。しばし飾っとくことにします。

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