木の仲間が増えた訳。 |

本日、小田原のソノベさんのサクラのボール とケヤキのお盆 をアップしました。
「最近、木に凝ってるの?」と、店に来てくれた知人が、ずらりとカウンターに並んだ木工品を見て言いました。「そういうつもりでもないんだけれど。。」と言いつつ、確かにと思います。
どうしてかな?と考えると、やはり須田二郎さんの展示をやらせていただいたこと、柴田慶信さんの曲げわっぱを扱わせていただくようになったことでわたし自身の暮らしに木のうつわが深く入って来たからにほかなりません。
油ものもがんがん使ってくださいと薦める須田さん。タワシとクレンザーで洗えばいいと教えてくれた柴田さん。そうですか〜?と半信半疑で言われる通りに使い始めたら、ほんとに須田さんのうつわは油を吸って次第にいい味に育って行くし、柴田さんの白木のわっぱも汚くなることなく日常の使用に耐えてくれます。
相棒は夕食を食べそびれてコンビニで調達してきたパスタも、須田さんのうつわで食べると少しはわびしくなくなるらしく好んで盛るし、バーベキューのときなどは持ってる木のものを総動員。
焼きものやガラスはもちろん好きだけれど、そこに木が加わると食卓の表情がまた柔らかくなり、奥行きが出て、そのたのしさや使いやすさを知るとお客さまにもぜひとも伝えたくなります。
また、うつわやおひつ、お弁当箱だけでなく、湿度を程よく調節してくれる木はお茶筒やバターケースに最適。となると、また興味も深まり、さらに作り手を知ると愛着も強まって、そうして気がつけばここ数年で木の仲間たちが俄然増えたのでした。
須田二郎さん、柴田慶喜さん、sankirai里見裕子さん、保田汰美栄さん、大野木工、薗部産業、そして、高橋工芸。個人の作り手と会社はあるけれど、いずれも実際は人の手でひとつひとつ大切に作られたものばかりです。
まだまだ動きは緩いけれど、これからもっとほかのうつわと同じように自然に食卓に溶け込んで行って欲しいと思います。