2009年 04月 15日
高橋工芸のチームが来てくれました。 |
2月から店に置かせてもらい始めた旭川の高橋工芸 のテーブルウエア。
その代表の高橋秀寿さんが東京にいらしたからと、スタジオ木瓜の日野明子さんがPARTYに案内して来てくれました。
日野さんは日本各地でモノ作りをする人たちと深く関わって、商品企画から広報、販売までひとりで手がける女性。人呼んで(あれ、自称かな?)「ひとり問屋」。その守備範囲はとてつもなく広く、わたしも何かに付けて頼りにしています。
「いいお弁当箱、知りませんか?」と聞いた時、一押しだったのが柴田慶喜商店の曲げわっぱ。もちろん高橋工芸も日野さんの引き合わせです。
店に置いているのはいまのところ「Cara」シリーズのボウルと小さいプレート、「Kakudo」シリーズのバターケースだけですが、じつはそれ以外にとても豊富なバリエーションを持つ高橋工芸の作品のすべてが、若い秀寿さんとお父様のふたりによって制作されていると聞いて驚き!
一緒に店に来てくれた「Kakudo」のデザイナーの大治将典さん 、「Cara」の小野里奈さん もその的確で早い職人技を絶賛です。
高橋工芸のテーブルウエアシリーズは、旭川市の要請によって始まった都市のデザイナーと地場産業とのコラボから生まれた、日野さんいわく「数少ない成功例」。
距離を超え、たくさんのディスカッションと試行錯誤を重ね、モノ作りに取り組んで来た3人からは、お互いに対する信頼と出来上がった製品への自信と愛情がしっかりと伝わってきました。3人が3人、こんなに生き生きと目を輝かせ、作ったモノについて語れるなんて素敵。
お店も、俄然、その製品に対する信頼と愛情が深まります。
そしてまた、いま人気で生産が間に合わない柴田商店のマゲワのバターケースも大治さんのデザインと知って、目からウロコ。マゲワのバターケースも柴田商店の二代目、昌正さんとプロダクトデザイナーの方のコラボと知っていて、どんな人だろうと興味津々だったのに結びついていなかったのです。それが、店に来ていただいて会えるなんて思いがけない収穫です。
それにしても、どちらも日野さんの紹介とは言え、別々に見て惹かれたふたつのバターケースが同じ人のデザインだったとは、ちょっと狐につままれた感じです。
とはいえ、意気揚々とした若いチームとの出会いはたのしく、心に爽やかな余韻が残った今日でした。
(「記念写真」撮れば良かったなあ。嬉しくて忘れました。)
小野さんのデザインによる「Cara」 のシリーズ。使ってみたら、とても水を弾くのにびっくり。素材のシナの木が柔らかく、塗装がかなり中まで浸透するせいでもあるそうです。油ものを盛ったり擦り込んだりすることで、木のうつわを育てて行きたい人には抵抗があるかも知れないですが、きれいなまま気軽に使いたいという人には嬉しいと思います。塗装によって匂いが鼻につくこともありますが、このポリウレタン塗装は試行錯誤の末、高橋さんがたどり着いたもので、まったくそれが気になりません。
大治さんデザインのバターケース 。そう言えば、ヘラのデザインとかワッパのにちょっと似ているなあ。木の種類によっては、バターに匂いが移ることがあるそうですが、高橋工芸のものはウオルナットとメープルなので心配ないそうです。木は一般に使い込むほど色が濃くなってきますがウオルナットは薄くなって行くそうです。わたしはウオルナットを使用中。
ちなみにこちらがマゲワのバターケース 。いつもお待たせしています。ただいま、柴田商店でも戦力補強中。
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その代表の高橋秀寿さんが東京にいらしたからと、スタジオ木瓜の日野明子さんがPARTYに案内して来てくれました。
日野さんは日本各地でモノ作りをする人たちと深く関わって、商品企画から広報、販売までひとりで手がける女性。人呼んで(あれ、自称かな?)「ひとり問屋」。その守備範囲はとてつもなく広く、わたしも何かに付けて頼りにしています。
「いいお弁当箱、知りませんか?」と聞いた時、一押しだったのが柴田慶喜商店の曲げわっぱ。もちろん高橋工芸も日野さんの引き合わせです。
店に置いているのはいまのところ「Cara」シリーズのボウルと小さいプレート、「Kakudo」シリーズのバターケースだけですが、じつはそれ以外にとても豊富なバリエーションを持つ高橋工芸の作品のすべてが、若い秀寿さんとお父様のふたりによって制作されていると聞いて驚き!
一緒に店に来てくれた「Kakudo」のデザイナーの大治将典さん 、「Cara」の小野里奈さん もその的確で早い職人技を絶賛です。
高橋工芸のテーブルウエアシリーズは、旭川市の要請によって始まった都市のデザイナーと地場産業とのコラボから生まれた、日野さんいわく「数少ない成功例」。
距離を超え、たくさんのディスカッションと試行錯誤を重ね、モノ作りに取り組んで来た3人からは、お互いに対する信頼と出来上がった製品への自信と愛情がしっかりと伝わってきました。3人が3人、こんなに生き生きと目を輝かせ、作ったモノについて語れるなんて素敵。
お店も、俄然、その製品に対する信頼と愛情が深まります。
そしてまた、いま人気で生産が間に合わない柴田商店のマゲワのバターケースも大治さんのデザインと知って、目からウロコ。マゲワのバターケースも柴田商店の二代目、昌正さんとプロダクトデザイナーの方のコラボと知っていて、どんな人だろうと興味津々だったのに結びついていなかったのです。それが、店に来ていただいて会えるなんて思いがけない収穫です。
それにしても、どちらも日野さんの紹介とは言え、別々に見て惹かれたふたつのバターケースが同じ人のデザインだったとは、ちょっと狐につままれた感じです。
とはいえ、意気揚々とした若いチームとの出会いはたのしく、心に爽やかな余韻が残った今日でした。
(「記念写真」撮れば良かったなあ。嬉しくて忘れました。)
小野さんのデザインによる「Cara」 のシリーズ。使ってみたら、とても水を弾くのにびっくり。素材のシナの木が柔らかく、塗装がかなり中まで浸透するせいでもあるそうです。油ものを盛ったり擦り込んだりすることで、木のうつわを育てて行きたい人には抵抗があるかも知れないですが、きれいなまま気軽に使いたいという人には嬉しいと思います。塗装によって匂いが鼻につくこともありますが、このポリウレタン塗装は試行錯誤の末、高橋さんがたどり着いたもので、まったくそれが気になりません。
大治さんデザインのバターケース 。そう言えば、ヘラのデザインとかワッパのにちょっと似ているなあ。木の種類によっては、バターに匂いが移ることがあるそうですが、高橋工芸のものはウオルナットとメープルなので心配ないそうです。木は一般に使い込むほど色が濃くなってきますがウオルナットは薄くなって行くそうです。わたしはウオルナットを使用中。
ちなみにこちらがマゲワのバターケース 。いつもお待たせしています。ただいま、柴田商店でも戦力補強中。
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by utsuwa-party
| 2009-04-15 18:25