2009年 03月 24日
日曜は、またまたギャラリーの日。 |
おめでとう,侍ジャパン!元気をありがとう!
「侍ジャパン」なんて呼び方、かっこ悪いよね。やめときゃいいのに、とか言いながら,勝ち進むに連れ、自然と口をついて「侍ジャパン」なんて出ちゃうわたしも単純ですが、凛々しかったね、日本チーム。久しぶりに手放しで嬉しいニュース,嬉しい笑顔でありました。
というわけで、定休日明けの今日はバリバリお仕事モードで出て来たのに、延長10回まですっかり耳がラジオに張り付きでした。
少なくとも野球についてはサッカーより、ちょっとはにわかファンじゃないわたしです。
さて、日月定休の日曜はまたまたギャラリー巡りです。
朝一番で初めて伺う柏の萬器 さんへ。以前からいろいろな作家さんにお名前を伺っていたお店ですが、萩原千春さんからいただいた急須とお湯呑みの催しのグループ展のDMに引かれて訪ねてみたのです。
ウインドウの広いギャラリーに,すっきりと並んだお茶のうつわたちは、蒼々たるメンバーだけに高い完成度。2階は,カフェ兼ギャラリーでしたが、先を急いでいたためお休みせずにおいとま。
次に行ったのは,新宿伊勢丹での照井壮さん の展示。混み合った日曜のデパートで、照井さんご自身が接客にあたっていました。今回の新作はこれまでのものよりさらに真っ白な磁器のシリーズ。「衛生陶器みたいなのを作ってみたかったんです」。かたちもそれを意識した「洗面器」のようなのが可愛くて、使ってみるとどんな感じかな、とひとつ選んでいただきました。フチに「呉須」を巻いたら「ホウロウ」みたいですよね。それも、可愛いかも。そう言えば,山口利枝さんの以前,サラダのうつわのときに呉須を巻いて洗面器みたいな白磁のボウルを出してくれたっけ。あれはもう少し青みがかった白磁だったけれど、ちょっとエスニックで可愛かったな。
「衛生陶器」や「ホウロウ」は、磁器の作家さんたちのイメージのどこかにあるものなのでしょうか。
また,有田に住む照井さんは17世紀から有田と焼きものを通じて交流があるというデルフトの磁器にも目を向けて、少し前から石を混ぜた荒めの肌のデルフト風のシリーズにも挑戦しています。
白磁という世界の中で、どんどん幅を広げて行く照井さんは、いまちょっと目が離せない存在です。
洗面器型のうつわに煮物を盛りました。
そして、最後は新宿からバスに乗って千駄ヶ谷。SHIZEN での吉岡萬理展へ。絶大な人気の萬理さんだけれど、個展を拝見するのは初めてでした。
お店に近づくと目に飛び込んでくる赤,黄色、ブルーの鮮やかな色彩たち。おおらかであっけらかんとしたラテン系のうつわたちに思わず、顔がほころびます。「気さくでいい人ですよ〜」と伝え聞いた作り手は,噂に違わず笑顔と目尻のしわが印象的な、屈託なく気取らない人柄でした。
ほんとはパスタをどんと盛れそうな大きな絵皿に引かれたけれど、予算とスペースの都合でもちろん断念。小さなお湯のみをひとついただきました。近くにあると元気が出そうな萬里さんのうつわ。でも、川淵直樹さんのもとで学んだというベーシックな鉄彩と粉引きも「大好きで」と大切にして、同じ会場に同居してるのもまた吉岡さんらしさ。
昨日は1日、家で撮影と家事(と、WBC)。萬理さんのお湯呑みが休日気分にしてくれました。
今年はうつわの催し、その他の催し、美術展などにも、興味を引かれればなるべく出かけようと思っています。店の仕事に直接関わることがなくても、歩けば出会いがあり、出会えば何かしら知ること、感じること、考えることがあるもの。それが、きっと次のステップへの標となってくれると思います。なんて、いまさらあたりまえのことですね。
でも、それが日々の仕事に追われていると忘れてしまうものなんです。
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「侍ジャパン」なんて呼び方、かっこ悪いよね。やめときゃいいのに、とか言いながら,勝ち進むに連れ、自然と口をついて「侍ジャパン」なんて出ちゃうわたしも単純ですが、凛々しかったね、日本チーム。久しぶりに手放しで嬉しいニュース,嬉しい笑顔でありました。
というわけで、定休日明けの今日はバリバリお仕事モードで出て来たのに、延長10回まですっかり耳がラジオに張り付きでした。
少なくとも野球についてはサッカーより、ちょっとはにわかファンじゃないわたしです。
さて、日月定休の日曜はまたまたギャラリー巡りです。
朝一番で初めて伺う柏の萬器 さんへ。以前からいろいろな作家さんにお名前を伺っていたお店ですが、萩原千春さんからいただいた急須とお湯呑みの催しのグループ展のDMに引かれて訪ねてみたのです。
ウインドウの広いギャラリーに,すっきりと並んだお茶のうつわたちは、蒼々たるメンバーだけに高い完成度。2階は,カフェ兼ギャラリーでしたが、先を急いでいたためお休みせずにおいとま。
次に行ったのは,新宿伊勢丹での照井壮さん の展示。混み合った日曜のデパートで、照井さんご自身が接客にあたっていました。今回の新作はこれまでのものよりさらに真っ白な磁器のシリーズ。「衛生陶器みたいなのを作ってみたかったんです」。かたちもそれを意識した「洗面器」のようなのが可愛くて、使ってみるとどんな感じかな、とひとつ選んでいただきました。フチに「呉須」を巻いたら「ホウロウ」みたいですよね。それも、可愛いかも。そう言えば,山口利枝さんの以前,サラダのうつわのときに呉須を巻いて洗面器みたいな白磁のボウルを出してくれたっけ。あれはもう少し青みがかった白磁だったけれど、ちょっとエスニックで可愛かったな。
「衛生陶器」や「ホウロウ」は、磁器の作家さんたちのイメージのどこかにあるものなのでしょうか。
また,有田に住む照井さんは17世紀から有田と焼きものを通じて交流があるというデルフトの磁器にも目を向けて、少し前から石を混ぜた荒めの肌のデルフト風のシリーズにも挑戦しています。
白磁という世界の中で、どんどん幅を広げて行く照井さんは、いまちょっと目が離せない存在です。
洗面器型のうつわに煮物を盛りました。
そして、最後は新宿からバスに乗って千駄ヶ谷。SHIZEN での吉岡萬理展へ。絶大な人気の萬理さんだけれど、個展を拝見するのは初めてでした。
お店に近づくと目に飛び込んでくる赤,黄色、ブルーの鮮やかな色彩たち。おおらかであっけらかんとしたラテン系のうつわたちに思わず、顔がほころびます。「気さくでいい人ですよ〜」と伝え聞いた作り手は,噂に違わず笑顔と目尻のしわが印象的な、屈託なく気取らない人柄でした。
ほんとはパスタをどんと盛れそうな大きな絵皿に引かれたけれど、予算とスペースの都合でもちろん断念。小さなお湯のみをひとついただきました。近くにあると元気が出そうな萬里さんのうつわ。でも、川淵直樹さんのもとで学んだというベーシックな鉄彩と粉引きも「大好きで」と大切にして、同じ会場に同居してるのもまた吉岡さんらしさ。
昨日は1日、家で撮影と家事(と、WBC)。萬理さんのお湯呑みが休日気分にしてくれました。
今年はうつわの催し、その他の催し、美術展などにも、興味を引かれればなるべく出かけようと思っています。店の仕事に直接関わることがなくても、歩けば出会いがあり、出会えば何かしら知ること、感じること、考えることがあるもの。それが、きっと次のステップへの標となってくれると思います。なんて、いまさらあたりまえのことですね。
でも、それが日々の仕事に追われていると忘れてしまうものなんです。
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by utsuwa-party
| 2009-03-24 20:36