嬉しい季節外れ。 |

「季節外れかと思いますが…」「遅くなって…キャンセルしていただいたも大丈夫です」などという言葉とともに、作品ができたお知らせが次々届きました。
ひとつは深田容子さんの土鍋。ひとつは藤原みどりさんの原毛の鍋敷き。
深田さんは、じつは去年の予定ではいまごろ個展をやっていただいているはずでした。でも、赤ちゃんが生まれることになり,ちょうど会期ごろが予定日。そうか!ちょっと残念だけど嬉しいニュース、ではでは元気な赤ちゃんを産んで復帰したらまたお願いします。ということで、先の楽しみにしていたのです。でも、前からお願いしていたお鍋だけは憶えていてくれてありがとう。
もちろんいります。ぜひぜひに。さっそく送ってもらった,3つのお鍋はママになる前、最後の納品です。もう生まれてもいいころなんですけどね。と、深田さん。暖かくなるのを待ってるのかな?生まれたら,みんなでベビーの顔見に行きます。
大西さんと並んで,今年もまたPARTYのまわりでちょっとしたベビーブームです。

佐賀の藤原みどりさんの鍋敷きは、おととし、ほかのギャラリーで拝見して買って来て、以来,思えば季節を問わず、ず〜っと我が家のテーブルの上にあるもの(上の写真です)。ナチュラルな羊の色は飽きることなく大好きです。気づけば、そのテーブルは藤原さんのご主人が作ってくれたものだから、うちの景色の真ん中には,いつも藤原夫妻の作品があるということになります。
お鍋を置くには小振りだから、日々,ポットや急須敷きに使っているけれど、あるときアツアツの小鍋を置いたら繊維がつぶれて真ん中が凹み,ちょっと焦げてしまって大ショック。でも藤原さんに聞いて,パンパンと叩いてちょっと洗ってみたら、焦げも凹みも跡形なくなりました。恐るべし自然の復元力。ただ,フサの部分だけ汚くなってしまったので,今回はフサを織り込んだものを作ってくれました。こちらも待ちわびて届いた作品。

寒さが身にしみる季節はあと少しだけれど、いつのだって嬉しい深田さんの土鍋と藤原さんの鍋敷き。眺めて嬉しくて、気持がぬくぬくしています。
深田さんのお鍋はこちらのページ 。

季節外れと言えば,近くのお花屋さんで半月ほど前、見切り品500円で買って来た中鉢の黄色いシクラメン。「再生名人」の母と,柔らかい窓辺の日差しに守られて、いまを盛りと咲いています。
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