森川泰治さんのうつわ。 |
笠間のグループ展は、まるでミニ陶炎祭のように目くるめくアイテムの多さなので、いつものようなLiveページへのアップはあきらめて、毎日作家さんごとに、とりわけ気になるアイテムをブログで少しずつ紹介して行こうと思います。
今日は森川泰治さん。
森川さんは、以前は粉引きの人だったのですが、最近はもっぱら白磁に取り組んでいます。透明感ある美しい白。やさしいフォルム。シンプルなうつわももちろん魅力的ですが、ひときわ目を引くのが「ほたる手」。
中国から伝わった技法ですが、うつわのところどころに小さな穴を開け、透明な釉薬を埋め込んでさらに釉掛けして焼き上げます。そうすると穴の部分から光が通って繊細な美しさ。でも、ちゃんと釉薬で穴が塞がっていないとそこから漏ってしまうから、もし埋まってないときはもう一度焼くなど、技術と手間を要する仕事です。
そんなち密で優雅な仕事をする森川さんだけど、やっぱり顔を覗かせる笠間のいたずら心。真っ白できれいなポットのつまみはちょっとお洒落な椅子になってます。
じつは、わたしもこの椅子のポットとこの写真とアイテムは違うけどほたる手の中鉢、去年の森川さんの個展で買って来てしまったのでした。
森川さんの椅子のポット(左)径8.5×高さ13.5cm 容量300cc 重さ490g、(右)径8×高さ15cm 容量300cc 重さ525g 各9450円
ほたる手の湯のみ 径7.5×高さ7cm 各2625円
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