笠間の収穫１ 藤本さんの豆土鍋。

コーヒードリッパーやお鍋やプレート。直火のうつわでおなじみの藤本均さん。実用性も熟慮した誠実で素敵なものを作っているのに、自らを陶芸家だと思っていない不思議な人。と言ってインスタレーションやオブジェを手がけても、けっしてアーティストとも思っていない。自分に肩書きをつけることを拒み続ける永遠のアマチュアです。
無用に気負うこともなく、純粋でやさしく、どこかひたむきな藤本さんと会えるのも笠間に出かける愉しみのひとつ。
今回は、相棒と藤本さんが話に熱中している間に、うふふ、可愛い土鍋を見つけました。直径が8〜9cmほどの「豆土鍋」。お祭りのためにひとつずつ小さいものも作って、もっとチビのもあったようですが、わたしが見たときはこれが最小。
もちろん火にかけて使えるけれど「ただしゴトクから落ちちゃうから、網の上にでも乗せて」ということ。でもレンジも大丈夫だし。。バーニャカウダのおソースなんてどうかしら。ちょっと蓋の合わないミニ土鍋、今年、いちばんお茶目な収穫物です。
藤本さん。会っているだけで心が和むやさしくシャイなキャラクターです。


藤本さんが最近、はまっている「値段」という作品。


わかりやすいかたちの「焼き栗機」。「遊び遊び！！」

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