ギャラリーと美術館の土曜日。 |
瀬田のseta-shop galleryでは、久保田信一さんの個展の初日。午前中、どんよりしていたお天気がしだいに明るくなって、到着したお昼ごろには窓の大きなギャラリーにやさしい光があふれてました。

緑の灰釉、グレーの長石、どれもお料理を盛って生き生きと映える久保田さんのうつわたち。ディスプレイには、奥さんの典子さんが乗せたアスパラガスが、可愛く似合ってました。5月の七寸皿展と10月には個展でお世話になる久保田さん。あらためて、たのしみです。(30日まで。seta-shop gallery 03-5491-7561)
瀬田から二子玉川まで歩いて、大井町線、目黒線を乗り継ぎ、今度は目黒美術館へ。
学芸員をしている友人が「チェコ絵本とアニメーションの世界」という企画の招待券を送ってくれたのです。
目黒駅から少し歩いた美術館に入ると、たくさんの人にびっくり。チャぺック、トゥルンカをはじめ、世界に知られるチェコのアニメ。ところどころに配したアニメのビデオを含めたたくさんの展示を、見るうちにどんどん引き込まれて行きます。やわらかなタッチの中にピリリと風刺の効いたもの、動物や子供のピュアな姿に胸打たれるもの、見終わるころには、どこか心洗われた気分にさせてくれる素敵な企画展示でした。
(4月8日まで。目黒美術館)

さて、美術館の外に出ると、目黒川にはのんびりと水鳥。桜のつぼみも膨らんで、風は冷たいけれど、春を感じるのどかな景色。(でも、聞くところによると、あの水鳥は春になると去って行くとか)思わず、家まで散歩の帰り道でした。

