自然児の菜の花。

「はい、おみやげ」と友だちが無造作にくれたのは、青々と元気な菜の花の束。東京のちょっと郊外に住む彼女は、ときおりおうちのまわりで買った新鮮なお野菜（ときには自分で育てたものも）を持って来てくれます。
すごいねえ、飾っておきたいくらい、と、大降りのカップに入れて、しばらくは春の息吹、春の色を愛でてたのしむことにしました。お行儀よく揃ったスーパーの菜の花よりも、のびやかでものみな息づく早春の野の香りがするようです。
もちろん食材としての菜の花は大好き。お浸し、からし和え、また、煮物や焼きものの青味として春らしい色合いを添えたり、パスタやチャーハンに入れてたのしんだり…。
この頼もしい大きな束なら、何度も使えそう…と、それもまたたのしみ。
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