ちょっと運針。 |

それでも、やっているうちに次第にたのしくなって、あれこれ違うことがやってみたくなります。(飽きっぽいとも言う)ひたすらミシンをかけていて、どうしてもやりたくなったのが、ちくちく手縫いの仕事。
以前から、勝屋まゆみさんの「刺繍生活」という本を見ていて、こういう手仕事がしてみたいと思っていたのです。それで、今回、布ものを作るため、ふらり、参考を探して本屋さんに立ち寄ったら、新しい「繕いノート」という本が出ていて、またつい買ってしまいました。
勝屋さんは、中尾雅昭さんの同級生。個展にも何度か来てくださったことがあります。勝屋さんが作る布ものは、都会的で大人のテイスト。以前は、中尾さんの食器との勝屋さんのクロスとのコラボもあって、それはお洒落で素敵でした。
その中尾さんが何年か前、勝屋さんの本が出ましたと教えてくれたのが「刺繍生活」。これなら僕もやってみたいと、好奇心いっぱいの中尾さんは言いました。さっそく買ってきて開いてみると、ほんとうだ、針目が揃ってなくても、線が曲がりくねっても大丈夫。(じつはやってみると、それはそれで難しかったのですが)使うのはもちろん、刺している時間がとてもたのしそうな、いままで見たことのない刺繍の本でした。
新しい「繕いノート」のほうは、ほんとうに繕いものの本。すり切れや染み、虫食いも逆手にとってかわいい「運針」で、模様にしてしまおうという発想。穴ぽこがあいて捨てようとしていた靴下も、相棒ががっかりしながら家用にした虫食いのカシミアセーターもひっぱり出してきたくなる1冊でした。
で、さっそくランチョンマットに控えめの「運針」を入れてみました。あくまでお料理とうつわが主役だからね、めだたなくって、ちょっと手の温もりがはいったらいいな。と思いつつ、ちょっとたのしくて、続けているとだんだんエスカレートしそうな予感。
ウールの刺繍糸を麻に刺して、洗ったときどうなるか心配だったので試してみたら、とりあえず問題なさそうでした。でも、洗う頻度が高いとどうかしら。実用のクロスはその辺が、いちばん心配。

ところで、そんなわけで夕べは焼そば、しょうが焼きの簡単ごはん。いただいたフレッシュなベビーリーフと豊橋みやげの美味しい竹輪があったので、かりかりじゃこのドレッシングでサラダにしちゃおうと冷凍庫を見たら、たたたみイワシを発見。それで、たたみイワシをフライパンでカリカリにして、少し薄めたお出し醤油を加えてドレッシングにし、ベビーリーフ、竹輪、薄切り玉ねぎを盛った上からかけたら、けっこうイケるサラダになりました。
相変わらず、シミシミのテーブルクロスを使ってます。
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