クロスが好き。だけど。。。 |

ふだんのごはんでは手軽に洗えてアイロンもラクなランチョンマットが多いけれど、テーブルが狭いので、何枚か並べると盛り皿を並べる隙間がなくなるから、人が来るときや気分を変えたい週末の晩など、テーブルクロスは欠かせません。
メニューに合わせて気分を出してインド綿や大きな花の柄を使ったり、夏にはハワイアンプリントも使います。渡辺桂子さんのエスニックなうつわや、角掛政志さんの黒いシリーズ、中尾雅昭さんの明るいアイボリーやジヌリ、それから、福永芳治さんの無地のものなどは、比較的どんなクロスにも合わせやすく、むしろ布によってがらりと表情を変えてくれるたのしさもあります。
が、染め付け、三島、織部に刷毛目…。一筋縄では行かない個性が競う和の食卓。
それらを並べてしっくり収まるテーブルクロスってどんなだろう、といつも悩みます。
和の布を使えば安心かもしれないけれど、馴染み過ぎてつまらない。もう少し、いまの暮らしにふさわしい和食のクロスはないかしら、などといつも考えあぐねた挙げ句、やっぱり無難な無地や、ナチュラルカラーの縞やチェックになります。
下の2枚は最近、もっとも出番の多いもの。風合いのいいfogの焦げ茶のパッキングクロスと、スワニーの縞の麻で作ったクロスです。

両方とも麻だから使い込むほど風合いがよくなって、汚れも落ちやすいのも魅力。ワイン好きだから薄色の縞のほうはデビューから赤ワインのシミがいっぱいになったけれど、重曹をつけて洗うとすっかりきれいになって感心したものでした。長く使ってさすがにシミだらけになったけど、食卓の暗めの灯りの下でお皿を並べてしまうと目立たないので、ついボツにできなくて使っています。
さて、そんなわけで、今回、「食卓のいろどり」の催しのためにクロスを縫うことにしました。布を見つけてきて端を縫うだけでもふだんミシンを出していない人などには億劫らしいし既成のクロスは種類が少ないし、よ〜しそれじゃ縫うかと気軽に思ったわけですが、まず巾広の布探しから難航。また、それぞれにテーブルの大きさは違うからどんなサイズにすればいいか困惑。

それで、今回は、テーブルクロスは少しだけにして、お客さまの意見を聞きながらおいおいにまた作ってみることにして、ランチョンマットでがんばることにしたのですが、これまた自分の技術の拙さにがく然。ほんと、1枚作るのに時間がかかるったらありゃしない。そのわりに波打ったり針目がよろけてたりするし。。。。あらためて、藤田禮子さんや長谷川真理子さんの素晴らしさに敬意です。
ともあれ、めげすに頑張って制作中。24日からの催しにぜひともいらしてご意見をお聞かせくださいね。もちろん、藤田さんや長谷川さん、あ、それからまじろさんの素敵な作品も揃います。あ、雑貨もいろいろあります、です。


これは、リバーシブルのランチョン。
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