一点もの展の収穫。 |

個展で作家さんに在店していただく日数は、たいてい2〜3日。でも、今回は会期がずれて、たいてい金曜日あたりからのスタートが水曜からになり、初日はもちろん、お仕事がお休みの週末も来てくださるが多いのでは?と、思いがけず長い在店期間になりました。
個展はそもそも緊張感ある催しだから、作家さんとふたりでずっといるのは、お互い気疲れもするものですが、わたしの立場から一方的に言わせていただけば、もう長いおつきあいでもあり、気さくで歯に衣着せない福永さんはいたって気がラク。しかも、4日間にもわたって、いろいろとお話を聞けるのはとても「ラッキー!」と、たのしみでした。
今回は一点ものだけとあって総点数も少なかったため、在店中、個々の作品のこだわりやその技法など、訪れたお客さんともども、かなりじっくり教えたいただけたのも大きな収穫。
例えば、この長方鉢はなんと、ロクロで引いたもの。もちろん、ロクロで四角く引く訳でなく、丸く平たく引いたものの脇を折って立ち上げるて、余分なところを落としたり、薄いところを足したりしてかたちを整えて行くのですが、たたらの四角い板を張り合わせるより、自然で暖かなかたちになり、また、無理がないため亀裂が入る率が少ないそうです。
「一点もののみ」というしぼられた企画のため、いらっしゃる方もいつもより少なく、ほんとにうつわのお好きな方が多かったので、福永さんもいらした方「全員と話ができた」と嬉しそうでした。(今日あたり、お疲れ出てないかな?)
ちょっといつもと違う企画。モノとも、人とも、じっくり接することができたのが何より嬉しいことでした。あ、でもまだ終わっていません。会期は明後日まで。最終日も福永さんが在店です。PARTYのHPに戻る