2006年 10月 01日
鶴見さんと谷口さんのふたり展へ。 |
やっとお休みになった今日は、だから東奔西走(とまではいかないけれど)、どうやったら効率良く動けるか電車の路線図とにらめっこして展示会巡り。
でも、なにはともあれ最初に訪ねたのは、ぜったい外せない鶴見宗次さんと谷口晃啓さんのふたり展でした。行き来させていただいていた旗の台のギャラリー「然」さんがクローズして、オーナーの加藤さんの長原のご自宅を改装して再オープン。そこへ初めて伺う機会でもあったのです。
今日は初日だから、ふたりに会えるのもとても楽しみ。然さんへのおみやげのお菓子とふたりへ差し入れの日本酒をぶら下げて出かけて行きました。
初めて降りる池上線の長原駅。小さな商店街を抜けて閑静な住宅地に入り、しばらく歩いて路地に入ったその奥に新しい「ギャラリー然」はありました。
丹精された花に囲まれた入り口の段を上がると、すすきやわれもこうなど秋の草花と、古い家具や布に彩られた空間に鶴見さんと谷口さんのうつわが美しく調和してもの静かに並んでいます。
4月の展示会であらたに試みてくれた谷口さんのしのぎや面取りは、時間を経て洗練されて美しい碗や猪口になっていました。鶴見さんのうつわもまた、一歩、完成度を増したよう。
隣のお部屋では、ちょうどふたりがお料理上手な加藤さんのもてなしでお昼ごはん中。薦められて一緒の食卓に着くと、ふたりのうつわに煮物、お魚の酢漬け、炊き込みごはんなど、どれもいかにも滋味溢れる加藤さんのお料理が美しく盛られています。
そもそもうつわはそうしたものだけど、とりわけ鶴見さんや谷口さんの寡黙なうつわたちは、お料理を盛ってひときわ精彩を放ちます。
馴染み深いふたりと久しぶりの加藤さんとしばし和やかにおしゃべりして、名残惜しく然さんをあとにしました。
ふたり展は7日(土)まで。然 03-3729-7768
by utsuwa-party
| 2006-10-01 21:32