薄井さんの個展が始まります。 |
いつもはうつわの催しだから、こんな企画はとても新鮮。昨日、届いた搬入の荷物は、大きな段ボールふたつ。でも、うつわだとクッションをいっぱい詰めて、5つにも6つにもなるから、布ものはコンパクトでいいな、なんて思ってしまいます。
でも、荷物はふたつきりだけど、中には薄井さんの力作がぎっしり。取り出すと、小さなPARTYを埋め尽くすほどのたくさんの袋ものたちです。
春や初夏を感じさせる、パキッと明るいグリーンや赤のチェックのバッグ、薄井さんならではのシックな色合わせのバッグ、手提げにショルダー、斜めがけ。裂いて織って、そして縫って、手間ひまかかる仕事なのに、よくこんなにたくさん作ってくれてと感動です。
薄井さんとはもう10年ぐらいのおつきあいになります。PARTYを初めて間もないころ、そのころ、駒場の近くに住んでいた薄井さんが作品を見せにやって来てくれたのが始まり。マフラー、ショール、そして、テーブルセンターやコースターなど、テーブル周りの小物たち。自然でやさしいテイストはそのままだけど、技術もセンスも見るたび洗練されて、ひとところにとどまることなく進化して、いつも嬉しい刺激をあたえ続けて来てくれた薄井さんです。明日からの久しぶりの個展。とてもとても楽しみです。

