消しゴムスタンプ。

今年の年賀のお手紙には、消しゴムスタンプをつくって押しました。
不器用だから、子供のころにもあまり消しゴムスタンプなんて彫った覚えはなかったけれど、なんとなくここしばらくやってみたかったのです。
「今年は消しゴムスタンプ、彫るんだ」と、１２月半ば、声高らかに宣言すると、学生時代、版画をやっていた相棒は何をいまさらというようなあきれ顔をして、ぼくは小学生のころ水墨画をやっていて（なんて可愛くない子供なんだ）、そのとき消しゴムで落款を彫っていた（ますます可愛くない）。と、のたまったものでした。
でも、おととし「久しぶりに版画でもやるか」とハンズに出かけ、年賀状用に版木やら彫刻刀やら一式買って来て、構想何年、手付かずのままの誰かさんより現実的さ、と、さっそく実行に移りました。なんせ、やったことがないから、まずはネットで「消しゴムスタンプ」なんて調べると、どうやらいまどきはキットも売っているらしい。びっくり。
でも、100円ショップの消しゴムとカッターで十分そうだと理解して、さっそく100均で4個100円を調達。で、夜、テレビを見ながらしこしこと作ったのがこのスタンプ。
どんなかな。相棒に爆笑買いながら押してみたら、スタンプって左右反対になるのを忘れていたから思惑とは逆になってしまったけれど、でもスタンプになってるじゃん。犬じゃないよ。ま、わたしにもキツネに見えるけどね。でも、愛しの処女作だからと、あつかましくもバンバン今年はじめのごあいさつに押した挙げ句、これから寒中見舞いにも使ってしまおうという魂胆。
という矢先、お正月に会えなかった小学生の姪っこから、母に言付けたお年玉のお礼の年賀状。じゃがいもに彫ったといういも判は、本人が主張するように愛犬のチワワには見えないけれど、小さなライバル出現。今年はもっと、消しゴムスタンプにも精進しなきゃ。PARTYのHPに戻る