キミは、ひよどりくん？

小さなベランダに鳥たちがやって来ます。
スズメが概ねだけれども、ときどき見なれない鳥たちもやって来ます。
山やだった父は鳥のことも基礎知識として知っていて、実家のテラスに来る鳥たちをめざとく見つけ「あ、○○が来てるよ」などと母と話していたものでしたが、情緒のないわたしはそんな声を聞きながらさして興味のないまま過ごしていました。
でも、日々慌ただしいきょうこのごろ。休日、遅い朝食などを取っているときにそんな鳥たちがやって来ると、なんだかお休みに遊びに来たお客さまのようで、ことさらのどかな気分にさせられて嬉しくなってしまいます。
おとといの日曜日、トーストを食べながら、ほら見てと言った彼の視線の先にいたのが尾の長いこの鳥。ひよどりかなあ。ひよどりだよね、キミ。
でも、むかし母がひよどりに何かの種をやられたって言ってたかなあ。きっと食いしんぼな鳥なんだな。でも、いいや、また来てね。いつでも歓迎です。
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