2020年 01月 23日
小泉敦信さんの酒器。 |
酒器展、12日目。
冷たい雨がシトシトシト。
後半になっても途絶えなかったお客さまが昨日途切れて、今日もまた。
そうか、来年から会期は10日間にしよう、店主も少しよれてきたし‥など思いながら、でも、まだ「いいものがなくなっちゃわけじゃないぞ」と、今日もめげずにブログ、続けます。
今日は思いつくまま、面白いもの、興味深いもの、心惹かれるものあれこれ。
小泉敦信さんの網目の徳利。
漁師さん、大漁ですよ!(大漁ではないか)
網目手は古典的な模様だけど、獲物がかかってるのってあるのかな。
初日にこれを見つけたとき、ニヤリとしたお客さんの顔も忘れられない。
小泉さんは面白いです。
本人は生真面目な学生さんみたいな風貌で、実際、中国、朝鮮の古いものに造詣深く、技法や素材の知識も豊富な作家さんだけど、その真摯な作陶生活の中でちょこちょこたのしいことを思いつくらしく(たぶん)、思いつくとやってみないと気が済まないようで(たぶん)、しばしば私たちをクスッとさせてくれます。
それで、なにこれ〜?とツッコミ入れると、嬉しそうな顔をする小泉さんが可愛い。
青花網目手徳利 径80mm×高さ150mm 7700円
ドリアン?パイナップル?大仏さんの頭?
会期前、直接搬入に来てくれた小泉さんですが、奥さんのなおみちゃんと、ちょうど居合わせた富山孝一さんと、みんなで盛り上がったぐいのみ。
手間暇もかかるでしょうに、こういうの作ってみたくなるその発想が楽しいな、って思います。響いてくれるお客さまがいて、ひとつお嫁に行ってよかった。
乳白磁霰(あられ)ぐいのみ 径55mm×高さ58mm 3850円
かと思うと、こういうスタイリッシュなものも作る小泉さんです。
シャープなフォルムの口や側面に灰がかかって、薪窯の磁器の醍醐味たっぷりの注器とぐいのみ。
白磁片口 径95mm×高さ110mm 4400円
白磁茶杯(名称は茶杯になっています) 径70mm×高さ60mm 3850円
by utsuwa-party
| 2020-01-23 13:10