酒器展、9日目。
今日もいくつもの酒器たちが旅立って行きました。
徳利は、正直言って旅立ちにくいアイテムです。
冷酒を飲むなら片口の方が使いやすいかもしれないし、なんとなくとっつきやすいし、お料理が好きな方ならうつわに使うこともできるけど、徳利はお酒だけの用途だし、口が狭くて入れにくいし、中の量もわかりにくいし。
はっきり言って売りにくいわけですが、それでも酒器展に徳利がないと淋しいから頼むし、作家さんも売れにくいこと知りつつ、気合を入れて作ってくれるのは醍醐味があるからだと思います。
お皿や鉢と違ってお料理を盛って完成するのではなく、そのフォルムと質感、色味などでストレートに勝負する徳利は、作り手にとって「壺」と同じように力の入るアイテムであり、緊張感を持って臨むうつわなんじゃないかと想像します。
そして、まだまだたくさんのカッコ良かったり、風格たっぷりだったり、面白かったり、ときには可愛かったりする徳利たちが、見て見てとつぶやきながら並んでいます。
芳賀龍一さんの徳利。
灰釉徳利 径90mm×高さ120mm 11000円
黒釉ぐいのみ 径60mm×高さ30mm 4400円

黒釉徳利 径90mm×高さ140mm 13200円
白化粧徳利 径100mm×高さ115mm 11000円
黒釉徳利 径100mm×高さ110mm 9900円


黒釉徳利 径100mm×高さ115mm 11000円


長野大輔さんの徳利
わら灰釉徳利 径120mm×高さ140mm 9900円
粉引き徳利 径90mm×高さ115mm 6600円


わら灰釉徳利 径100mm×高さ125mm 6600円


八田亨さんの徳利
三島徳利 径115mm×高さ140mm 8800円


白掛徳利 径95mm×高さ125mm 8800円


小泉敦信さんの徳利
呉須刷毛目徳利 径85mm×高さ160mm 7700円
白磁徳利 径75mm×高さ125mm 7150円