2018年 01月 18日
八田亨さんの酒器。 |
酒器展6日目。
今日でちょうど会期半分過ぎました。
夕べ、初日に駆けつけてたくさん選んでくれた、日本酒絶品の近所の飲み屋「ぎんのとら」さんに伺ったら、会期終わっても、酒器残しますか?この前は仕込みもあって慌ただしかったから、もう一度ぐらい見に行きたい、と。
でも、初日は時間に追われていなくとも、作家さんやお客さんがたくさんで気が散ったり、急いたりもします。おびただしい酒器の中、インパクトの強いものに目が行って、見落とすものもあったりします。
だから毎日眺めてる店主も、2日目、3日目になって目に入るものがあり、6日も経つと、また別のものに心惹かれ、人知れず悩んでいたりします。(どれを連れて帰ろうか)
さて、ともあれ今日は八田亨さんの酒器をご紹介。
今回の八田さんの酒器は、化粧をかけて薪窯で焼いた白掛けという技法のものばかり。
土も釉薬も全部同じと言うけれど、その色合い、風合いの幅広さ。
「何がどうなっているのかわかりません」と本人も言っているように、まさに薪窯ならではの醍醐味です。
出品してくれた酒器は1000円刻みで値段の差があって、これは八田さんの評価によるランク分け。でも、あくまで主観だから、八田さんの評価が低くてもお客さんが気に入られたら値段が安くてラッキー、評価が一緒なら「納得」とたのしんでいただけたらとのことです。
わたしも搬入日、並べながら、これいいなというものが松竹梅の梅だったり、八田さんが評価した、とりわけ片口は意外と地味だなあ、と思ったりしたのですが、見ていると何となくわかる気がしてきます。
日々、自分の作品をたくさん見ていると、強烈にアピールするものより、じわりと来るものがよくなるのかな。てらいなく、それでいてどこかとても惹かれるものがあって、使うほど心にしみて来るような。
違うかな。
かく言うわたしも冒頭で書いたように、今日、またブログのため八田さんの酒器をひとつひとつ手に取って見ていると、最初とは違うものが微笑みかけて来て、手から離せなくなっています。
とにかくご紹介ご紹介。
白掛け片口。
径110(口まで入れて140)×105×高さ90mm 7560円
径95(口まで入れて120)×90×高さ95mm 7560円
径100(口まで入れて125)×90×高さ90mm 7560円
径120(口まで入れて145)×105×高さ75mm 6480円
径125(口まで入れて150)×110×高さ75mm 6480円
径130(口まで入れて155)×115×高さ78mm 6480円
白掛け徳利。
径65×高さ45mm 3780円
径58×高さ43mm 3780円
今週末もやってますよ!
by utsuwa-party
| 2018-01-18 18:57