福永芳治展、5日目。
今日は、福永さんが今回、力を注いだ「わら灰釉」のバリエーションをご紹介します!
マットなわら灰釉。
定番のわら灰のうつわが京都産の釉なのに対して、こちらは信楽のわら灰だそうです。
ぽってりとして、あたたかな表情が魅力的。
取り鉢にもぴったりのわら灰平鉢。
径150×高さ55mm 3900円


白和えなど副菜に、また、おぜんざいなど甘いものに、ふだんのお抹茶碗にと活躍しそうなわら灰鉢。
径120×高さ75mm 3500円

釉が解けきらず「梅花皮(かいらぎ)」の出た、風情ある佇まいのお湯のみ。アイシングをしたような質感がかわいい。
径110×高さ75mm 3100円


焼き方により、艶と青みが出たわら灰釉の鉢。個展ならではの、一期一会のうつわです。
径130×高さ65mm 3700円


径140×高さ70mm 3900円
さて、定番のわら灰のお皿も、今回、入荷しています。
前回、桃居さんでの個展のとき「わら灰の8寸皿はないですか?」というお客さまがいらしたからと、たくさん作って来てくれたのですが、今回は「鉄彩の8寸皿はないですか」のお客さま続出で、今回は作らなかったんです…と謝るばかり。
なかなかうまく行かないもんです。
鉄彩は確かにお料理をきりっと引き立てていいけれど、中間色のわら灰はやわらかに食卓に馴染んでいいですよ。
わたしは好きです。
わら灰8寸皿。
径235×高さ30mm 7200円
わら灰6寸皿。
径180×高さ25mm 4300円

ちなみにわたしのわら灰の8寸皿は、昔、福永さんのお仕事場に伺ったときにもらったB品。縁にクラックが入って、釉の流れが激しく出ています。でも、それもまた愉しくて長く愛用しています。