冬の贈りもの展、4日目。風の冷たい一日でしたが、ご来店くださった方々、ありがとうございました。今日は、駒場の日本民藝館の館展初日。熱心なファンの方たちは開館2時間以上も前から並んで整理券をもらうという人気の催しだから、帰りに寄ってくれるお客さまも。ところで、いつもながらなのですが、贈りもの展の作り手は「手間ひま代」を考えていないと思われる人ばかりで、そのお値段のやさしさには、来てくださる皆さん、驚かれます。

筆頭!久保美枝さん。細いレース糸を一目一目結んで編む、それはそれは細やかなタティングレースに小さなビーズを編み込み、大きなビーズやコットンパールをつなげて作るアクセサリーは、わたしからすればもう気の遠くなるようなお仕事なのに、例えば上のブレスレット、1200円。60cmほどのちょうどしやすいネックレスは3000円。作り手みんなから、安すぎるよと言われていますが、いちばん言ってる小林美恵子さんのこのコットンパールのイヤリングは1700円!耳を挟み込むパーツは、ピアスの穴をあけていない人でもピアス風に見え、耳たぶの後ろにもパールが光ってとってもお洒落。しかも、パーツがやわらかく、コットンパール自体も軽いので、いつもすぐ痛くなってイヤリングを外してしまうわたしでも1日中つけていられます。
ネックレスの出品が多くて、よりどりみどりになった今回ですが、布のバッグやマットを作ってくれている藤田禮子さんもな〜〜んとこんな素敵なネックレスを届けてくれました。金属に見えるけど、じつは芯が和紙の糸だそうで、それにビーズを編み込んであります。なので、手に取ると驚くほど軽い!画像の上のものが70cmぐらいで、3132円。下は145cmぐらいあって二重にできて、3780円。これまた❗️
でも、作ることがたのしすぎて、それをどなたかに使っていただけることが何より嬉しい人たちだから、仕方ないねと、ちょっと微笑ましい思いで見ています。
そうそう、藤田禮子さんのこの作品。これはなんでしょう。じつは鍋つかみ。お客さま、皆さんにこれな〜にと聞かれてしまうのですが、これはとっても使いやすいかたち。ひっくり返しにくいのに、しっかり肉厚に作ってあるのは、さすが仕立てに定評の禮子さん。ご来店くださったら、ぜひご注目くださいね。
