この2月、鎌倉の矢崎さんが御成通りの路地を入った蔵のギャラリーで催しを開きました。3才のひとり息子の麦チャンの成長の記録の写真と、フエルトの小物を組み合わせたほのぼのとやさしい催しです。日曜の昼下がり、ふらり訪ねた帰りがけ、指人形どれがいいですか?と、さまざまな小さな人形たちからお土産に選ばせてくれました。そこで相棒が選んだのが左のもの。なんだか、五分狩りみたいな頭が彼に似てる。やっぱり似た子を選ぶんだな、とひとりで受けていると、わたしもそう思ったんです、と矢崎さん。「じつは、坂根さんもあるんです!」作っていたら、なんだかわたしにそっくりになったので取ってあるというのです。
それで、それから2ヶ月たった今週のランチのときに、ふたつ揃ってプレゼントしていただいたのがこの子たち。
ランチに空けたワインの栓に、矢崎さんが相棒人形をかぶせたら背が高くなって、また彼に似たみたい。いまは日の当たる食卓の上に並んで、不在がちな私たちの代わりにお留守番してくれてます。