桜のケーキ。

富沢商店で桜葉パウダーというのをみつけました。
富沢商店はお菓子材料をはじめ、乾物やスパイス、調味料が充実した食材やさん。町田が本店だけれど、いまやあちこちのデパートなどに出店していて、わたしにとってはワンダーランドであり、なくてはならないお店です。
そこで冬の間にみつけたのが桜葉パウダー。桜餅などに使う桜の葉っぱの塩漬けを、パウダー状にしたもののよう。そうか、レストランのデザートなどで何度か食べた桜のアイスクリームやババロアは、これで香りづけしてたんだな。と、ひとりささやかな発見に小躍して、春になったら使おうとたのしみに仕入れてきたのでした。
ちょうど桜を待つころの中尾さんの個展。お客さまをもてなすお茶菓子に桜葉パウダー初登板。しっとりタイプの生地にパウダーを混ぜて、アクセントに大納言の甘納豆を入れ、焼き上がりに桜の花の塩漬けを添えたら新作春のケーキの誕生です。桜葉のほんのり塩味が、甘さを引き立てて、なかなかいい出来上がり。せっかくだから、春の色の中尾さんのお皿に乗せました。もちろん（？）お客さまにも大好評。