ひとり焼きビビンバ。

ビビンバ（ビビンパでしたっけ）セットを買いました。
大根、ぜんまい、豆もやし、ほうれんそう、たけのこの5種のナムルに肉味噌の付いたやつ。デパ地下のエスカレーター下の催しでときどき売っているのを横目で眺めていたのです。一度、買おうと「日持ちしますか」と訊ねたら、「今日、明日ですね。また来ますから」。すぐ食べないなら次にしてという断固とした風情の売り手の男性にひるんで断念したのです。
でも、このところの慌ただしい日々。すぐにできる晩ごはんにいいんじゃない？と、今度は毅然と「ください」と買って来たのはいいけれど、案の定、その日も翌日も相棒は仕事のどつぼでコンビニ弁当。２日目に、売り場の人の言葉を思い出しひとりで食べることにしました。
ひとりと言っても、けして手を抜かないのがわれながら立派な食い意地。ごはんを炊いて、ごま油を塗った藤本さんの小さな鍋に入れ、ビビンバセットをきれいに乗せてふたをして弱火でに焦げ目をつけて、最後に卵黄を落として出来上がり。食卓に持ってきてスプーンで混ぜて、仕事の相棒にちょっと懺悔しながら、うー美味しい。
相棒ですか？同じものを翌日の朝食に食べさせられたことでした。でも、朝ごはんには少しヘビーだったみたい。