定番のうつわ。 |
新しく仕入れて使ってみたらその盛り映えや使いやすさに驚くうつわがあります。
自分で使って本当に良いと思ううつわは、作り手が作り続けてくれている限り、PARTYの定番として、おすすめして行きたいと思います。

たとえば、加藤かずみさんの2ラインリムボウル。まだ2年足らずのおつきあいですが、使用頻度が高くうつわで今朝もポトフを盛りました。大きすぎないサイズは、ご本人はシリアルボウルのイメージと言いますが、ポトフやシチューを土鍋などに作って、冷めない分ずつ取って食べるのにぴったりです。リゾットなどにも程よい大きさ。スタイリッシュなかずみさんのうつわですが、わざわざ貫入を入れたベージュがなんともやさしい雰囲気で気に入っています。

最近、和の鍋物には、滴生舎の浄漆椀の小さいサイズをよく使います。
おととし、浄法寺の漆の催しをしたときに、二戸の郷土料理のひっつみ汁を出すことになり、滴生舎にたくさん貸していただいたうつわが、この浄漆椀の小。口径が広く浅いから、中身がよく見え食べやすい。熱さを伝えにくいから手にも口にもやさしいし、小とはいえ懐が深くて思いがけずたっぷり入ります。

竹本ゆき子さんのこの わら灰釉四寸片口小鉢 は、うちではお漬ものの鉢として出番の多いうつわです。
白い白菜やカブ、赤い赤かぶ、緑の野沢菜…。濃く落ち着いた色のこの鉢は、いろいろな色彩のお漬けものを引き立ててくれるし、深さも大きさもぴったりなのでついつい手が伸びてしまいます。それから、明太子などもこの鉢に盛ることが多いかな。

中尾さんのイエロープレートは、元気をくれる一枚。明るいけれどやさしいイエローなので、お料理と喧嘩することなく、たのしく馴染んで引き立てます。こんな朝のプレートにもぴったりだし、シンプルに茹でたアスパラ、茹でたエビだけなどの単品でも、淋しくならず、一皿で絵になるのが嬉しい。
これからも、新しいうつわはもちろん、こうした本当に使って便利、飽くことなく愛用できる、そんな素敵な常設のうつわたちをご紹介して行きますので、よろしければお試しくださいね。
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