上野雄次さんのデモンストレーション。

深沢のjikonkaさんへ、上野雄次さんの花いけのデモンストレーションを拝見しに行きました。
素材の面白さを生かしたダイナミックな花いけが魅力の上野さん。
今回、持っていらした花材は、山中湖で見つけたという苔むした大きな枝と生産者のこだわりで見事な枝振りになった木瓜。

まず、枝を入れてみて




結局、下向きの方向に決めて、そこへ、木瓜をひと枝挿し。これでかなり決まり。




でも、横からの目線を考えて、もうひと枝だけ。
そして、うしろからの目線を考え、もうひとつ、小さな枝を挿して終わり。




花材があってもけして必要以上に挿すことをせず、あくまでひと枝の持つ勢いを生かし、流れを遮ることをせず…。
だから、上野さんの花いけは、植物の持つ強い生命力を感じられるのだと思います。

気どらない上野さんの人柄もあって、終始和やかな花いけでした。





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