酒と肴のうつわ展から。 |

薩摩おごじょの山口利枝さんは、当然のように焼酎党。
けれど、お兄さんの三茶のお店が最近日本酒に力を入れていて、お酒を「こぼし」で出すとき下に敷くお皿を利枝ちゃんにオーダーしてつくてもらったと知り、ぜひぜひうちの酒器展にもとお願いしたのが去年のこと。DMも刷ってしまったあとの飛び入り参加だったけど、快く引き受けて作ってくれた絵替わりのお皿が大好評。その遊び心がたのしかったので、今年は最初から参加をお願いして「焼酎カップでもOK」と言っていたのですが、搬入の荷物を開けてびっくり!今年はこぼしのお酒の「セット」。そうです。よく居酒屋さんでコップの下に升を置いてこぼす、あの組み合わせ。かわい〜〜い。
喜んで電話をしてみると「前に居酒屋でバイトしていたときに、ああいうの見たので」と、升のサイズはお兄さんに電話で聞いて作ってくれたそう。
でも、これ、手間ひまかかります。そもそも、焼きもので四角い箱状のものを作る事自体、歪みが出てあばれて難しい。プラス、こぼしてちょうど良いコップとのバランスも難しそう。
「でも、たのしかったです」。うん、その気持は伝わります。
正統派の酒器が並ぶ中、こういうお茶目な作品は和みます。
ネット見て、飛んで買いに来てくれたともちゃんと試しに容量を量ってみたら、程よくこぼして1合ほど。う〜〜む、愉快なだけでなく良くできてます。こぼしはしなくても、升をお酒の肴のうつわに使ってもかわいいです。ますます(シャレじゃないです)、よくできてる。

「酒肴」のうつわも可愛いものがたくさん届きました。
長谷川奈津さんが毎回作ってくれて好評の豆鉢は、今回、りんご灰で、還元酸化など焼き方の違いでやさしいピンクと淡い緑(青?)の2種。石川隆児さんからも、それはそれは可愛い灰釉の豆皿が届きました。
酒の肴に作ってみた、お豆腐の塩麹漬けにぴったり。
お豆腐の塩麹漬けは、水切りしたお豆腐の表面に塩麹を塗り、ラップして冷蔵庫で3日間〜1週間寝かすだけ。お豆腐はふたつぐらいに切った方が味が染みやすいです。
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