長石釉の碗。 |

福永さんの黒と言えば「鉄彩」ですが、時おり個展のときに登場する、この艶やかな黒は「長石釉」。
ずいぶん前の個展でこの黒が登場したとき「銀シャリが似合うよ〜」と福永さんが言うので、なるほど…と、残った中からゲットして愛用しています。もっとも、最近その話をしたら福永さんはすっかり「銀シャリ」の話など忘れてましたけど。
名称はたんに「碗」で、飯碗として使うには大ぶりだけど、福永さんが忘れていようと、たしかに白いごはんを盛ると美しい!
ひつまぶしとか青菜ごはんとか、混ぜごはんのとき、あるいはおかゆなども、たいていこれです。
もちろんごはんだけでなく、お浸しや酢の物も、大きさがちょうど手頃で緑が引き立つのでこれの出番が多くなります。土ものと言えば渋めが多い中で、珍しくちょっと華やいだ感じをかもし出してくれるのもいい。…と、今日は、あとふたつ残った長石釉の碗の宣伝でした。
福永さんの個展は、明日までです!
さて、今日、岩手一関からお取り寄せのコーヒーが届きました。
秋田のガラスの伊藤さんが親しくしている「佐惣珈琲豆」。一度、納品と一緒に送っていただいて嬉しくてブログに載せたら、相棒が仕事でおつきあいのあるカメラマンの方から「それ、僕の実家です!」のメール。え〜〜っ、世間は狭いねえ。せっかくのご縁だし、美味しかったから、以来、時おりお取り寄せさせていただいてますが、頼んだ翌日には焙煎したてが届くのが嬉しい。

ダンボールを開けたらお豆と一緒に一枚のチラシが入っていました。
「高田松原メモリアルフラワーロードに球根の支援を」。
18年前3人からスタートし、多くの人の協力を得て1万5千株、1キロの沿道を花いっぱいにしてきた活動が軌道にのり。フラワーロードが陸前高田の花の文化として根付き始めた矢先、津波は代表である鈴木さんの「夢も家も大切な家族も仲間も奪ってしまった」。
その失われたフラワーロードを皆の力で蘇らせることで、市民主導の復興につなげて行きたいと、球根や球根を買うための支援金を送ることを呼びかけたチラシです。
地震から半年あまり。東北では、ひとつひとつ、さまざまなかたちで、復興への歩みが始まっているのを感じました。
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