福永さんの個展、あと3日。 |
お察しの通り、慌ただしく過ごしていました。
こどものうつわ展から福永さんまで、4日もお休みをただいたから余裕かと思いきや、こどものうつわに参加していただいた10数人の作家さんへの返却の梱包に、これから立て続けの企画展のDM写真撮り、手配。企画展シーズンもスタートで気になる催しを見に行ったり、そんな仕事の合間をぬってお墓参りに行けば連休感覚がないものだからしっかり渋滞に巻き込まれ、貴重なお休みの一日はほとんど車中に閉じ込められ…。
そんなこんなでありながら、めげることなく今月で閉館の「船の科学館」にも行って来ました。
以前ちょっとだけ函館に住んでいた身としては、タダでも引き取り手がなかなか見つからず廃船寸前のかわいそうな羊蹄丸の勇姿を見ておきたかったのです。
それにしても船の科学館は広かった。美しい帆船に見とれたり、悲しい運命をたどった軍艦に心痛んだり、本館だけでもかなりの見応えなのに、外には宗谷と羊蹄丸。中はしっかり見学でき…。と、その様子は相棒のブログに譲るとして…。
それにしても、開館37年、閉館間近にして初めて見に行って言うのもなんですが、こんなに充実した、ロマンのあふれる船の科学館の休館、惜しまれます。
さて、という訳で、あれよあれよと突入した福永さんの個展も、あれよあれよで残すところ、今日を入れて3日。連休感覚がないゆえに、連休とぶつかって「みんな行楽に出かけちゃってたらどうしよう」と心配していましたが、さすが福永さん!在店日の4日間、たくさんのお客さまにいらしていただきました。
そして、ようやく今日、Liveページもアップしました。
粉引きに鉄彩、見慣れたものが多いようですが、福永さんは個展ごとにあれこれと新しい試みを見せてくれます。

灰釉のキリッとした片口は、脇に炭を置いて還元で炊き、燻したような質感を出しています。

定番の粉引き豆皿も、今回は、表面に砂混じりの土をかけてざらざらとした風合いを出しています。

ここしばらく試している鮮やかなルリ釉。色だけでなく、しずくのように固まった釉が絵の具のよう。「なんだか、ごはんが青くなりそうですね」と言ったら怒られました。
ちなみに、クロちゃんが買ってくれました。
あ、クロちゃん、ブログで福永さんのうつわを紹介してくれてます。

久しぶりの焼き締め土器。手びねりのかたちもプリミティブでかわいい。
無釉、とは言っても、しっかり焼き締めてあるので、液体を入れても大丈夫。

今年は、一点もののお湯のみにも力が入っている福永さん。灰釉、鉄釉、粉引き…いろいろと種類があります。これはざくざくっとしたしのぎが魅力の一点。
マイ湯のみ、いかがですか?

しのぎと言えば、ときおり登場するしのぎの小鉢。個人的に気に入ってます。
小鉢とは言え、飯碗に使いたい大きさ。
なんだか急に秋雨の季節に突入したようですが、お時間ありましたらいらしてくださいね。
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