2011年 08月 26日
待望の「ローシェルフ」。 |
うつわやの自宅に、うつわが溢れているのは想像に難くないかと思いますが、その割に小さなわが家の食器棚。ゆえに、相棒が書斎と呼び、わたしが仕事部屋と呼び(ミシンが置いてあるから)、人からはどう見ても納戸の小部屋のシェルフにも食器が満載という状況。そのうえ、背の高い食器棚の上や電子レンジの上にも大皿が詰まれ、震災時、それぞれ仕事中だったわたしたちは、まずは双方の親の安否。家の片づけはあとからだね、と、完全に家では足の踏み場もないほど食器が落ちて割れて散乱していることを想定していたのですが…。後々の分析によると、揺れに対する棚の向きが良かったらしく、奇跡的に一枚も被害なし。
が、さすがにもう棚のてっぺんに置くのは怖いので、とりあえず床に下ろしたら、これが見やすい取りやすい。それで、あちらこちらに置いてあった、日頃使う大皿が(二人でも大皿から取り分け派なので)どんどん床に集積し、これじゃまずいと相棒に「低い棚を作ってね」と頼んで数ヶ月。待ちに待った夏休み、ホームセンターに出かけて板を買い込み、待望の棚づくりとなったのでした。
そもそもベースになった棚は、4〜5年前、笠間の蒲公子さんの個展に出かけたとき、使われていたディスプレイの棚。自宅も手づくりの蒲さんの夫、筒井修さんにとって、什器の棚など朝飯前。でも、庭の枝をあしらった風情が素敵だったので、いいなあ、と言っていたら展示のあと譲ってくれたのでした。「だけど、展示会用だから、使うなら補強してね」と言われたにもかかわらず、ずっとそのまま、小さなものを並べて楽しんでいたのですが、このたびいよいよ大変身。
猛暑の中、汗びっしょりの相棒の奮闘の結果、重いものをたくさん乗せても平気(と、相棒は言う)な頑丈な棚に生まれ変わりました。
嬉しい!と、さっそく、日頃使い大皿や鉢たちを並べたら、あっという間に満員御礼になってしまったけれど、毎日の食器選びがすこぶる快適になりました。上の段は、これから飾るものを吟味する予定。(いっぱいになった棚を見て、相棒いわく「うつわ屋さんみたいだね」。)
さて、その日、感謝をこめての晩ごはんは、鶏の唐揚げ、マカロニサラダ、冷ややっこ。どれも相棒の好物で、好きなものばっか並べたこういうの、わが家では「お誕生日メニュー」と呼んでます。
前菜は、鯛のカルパッチョ。大量に付いて来るツマのダイコンも生かしてみました。
唐揚げはお塩味とにんにく醤油味の2種。
軽い塩味のものを作ったのは、藤塚光男さんにいただいた、塩ポン酢を使ってみたかったから。製造元の灘波醤油は、藤塚さん宅のある亀岡にあり、その看板商品「京むらさき」は京都のお料理屋さんでも高い評価を受けていました。
冷ややっこには、山形料理の「ダシ」もどきを乗せて。
ダシは、ナス、キュウリ、ミョウガ、青ジソを細かく刻んで、お醤油につけたもの。
ザ・マカロニサラダ。相棒は、パスタサラダに目がなくて、見ると人格が変わり、ダイエットも、ほかのおかずも忘れて没頭します。(誰も取らないから大丈夫よ)
一応、カロリーカットのマヨネーズで作ってます。
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by utsuwa-party
| 2011-08-26 14:14