2011年 08月 25日
宮崎一泊二日。 |
月曜日。まだ薄暗く雨も降りしきる早朝、羽田へと向かいました。
初めての宮崎。安いですよ、と教えてもらった「スカイネットアジア航空」が、出発間際に確認したら「ソラシドエア」なんて陽気な名前に変わっててびっくりしたけど、ともあれ、その朝一便で出発です。
およそ1時間半で着いた宮崎は、曇りがちながら青空も見えるお天気。よかった!
まだ時間も早いから、迎えに来てくれた山脇將人さんと「とりあえず海でも行きますか」。
そうだ。宮崎と言えば、青い空と海とフェニックス。でしょ。
しかし、山脇さんのお家は山側で「海なんて久しぶり」らしい。
ともあれ、空港からフェニックスに縁取られた絵に描いたような宮崎ロードを走り、有名な「洗濯岩」へ。自然が作った、神秘の風景。きれいな海。南国らしい花々にゆたかな緑。宮崎だ!
「the宮崎」の風景を満喫したあと、連れて行ってもらったのが陶芸家、杉尾信康さんのお仕事場。
赤、黄色、青…ビビッドな色を配した現代アートのようなうつわを作られる杉尾さんですが、ご本人はいたって素朴で、いつもにこにこやさしい雰囲気。お豆腐屋さんを営むご実家の一角を工房になさっていて、突然の訪問なのに、お豆腐のお茶うけを用意して待っていてくれました。
お豆腐も杉尾さんのお皿に乗るとこの通り。作り立てのお豆腐は、美味しくてぺろり。杉尾さんは、この11月、「うつわ楓」さんで個展のご予定。伺いますね!
杉尾さん宅をあとにして、お昼は山脇さんお勧めの鯖寿司やさん「鯖尾庵(さばびあん)」へ。
鯖寿司嫌いだった山脇さんは、空港でここのお寿司と出会って食べられるようになったそうで、なるほど美味。窓の外に緑のひろがる落ち着いた大人の空間でした。
さてさて、そうしていよいよ山脇さんの工房へ。
ご両親と住まわれるおうちは、時おりブログでちらちら拝見していたけれど、伺ってびっくり!
お母様が何年もかけて丹精したお庭は、ナチュラルでいて絶妙に計算された、ため息の出るほど素敵なガーデン。その一角でお茶をいただいて、山脇さんのブログにしばしば登場の愛犬ゴールデンのカレンとも待望の対面。
そして、いざ取材。ですが、ここからは、また個展前にDearのページでご紹介します。
さて、山脇家で工房やお庭やギャラリーコーナーでたのしいひとときを過ごさせていただいたあとは、この旅いちばんのサプライズ。出発直前に聞いたことでしたが、タイミングを合わせて鹿児島から山口利枝さんら、陶芸家チームが合流してくれるとのこと。そのみんなで、夜は増渕篤宥さん宅でのバーベキュー。と言うのは、着いてから知ったこと。いつの間に、そんなたのしい企画が?!
増渕さん、お忙しいのにご迷惑かけて申し訳ないわ、と口では言いつつ、気持はワクワク。きゃ〜、たのしい!
山脇家で、杉尾さん、鹿児島チームと合流して、みんなでクルマを連ねて増渕宅へ。
「火を起こしときます」と、増淵さんは言ってたけれど、お庭にはその気配なし。あれ、どこ?と、思ったら、なんと工房の中でバーベキュー?!「だって、虫来るの、嫌なんだもん」。いいんですか〜、作品、燻されちゃうよ。とか何とか言いながら、ビールで乾杯!お肉やお野菜焼いたり…
右端が、山口利枝ちゃん。
ね、やっぱモウモウだ!
煙の奥、白いTシャツが増渕さん。
奥さんとお嬢さん、息子さん、明るく仲良しのご一家でした。
みんなが持ち寄ったおいしいお料理(宮崎名物の鳥刺しも!)をいただいたり、母屋に移動しての二次会は深夜に及び、初めて行った宮崎で、みんなと賑やかでくつろいだひととき、ほんとにありがとうございました!
一日目、ギュッと凝縮してみんなと会えたので、二日目は居心地よい山脇家で、年の近い(若手の作り手とは、お母さんと年が近い今日このごろ)お母様と日がなおしゃべり。出張と言いつつ妙にアットホームだった初めての宮崎と、夕暮れに飛行機で別れを告げました。
山脇さんのお母様が作ってくれた朝食。一宿一飯。すっかりぬくぬく過ごさせていただき、ありがとうございました!(帰って来たら1キロ太ってた。当然…。)
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by utsuwa-party
| 2011-08-25 17:19