お肉、ポテト、お肉、ポテト、お肉…。 |



海外をツアーで旅したのは、数年前、やはり母と行ったフランスに続いて2回目でした。
若い頃は言葉もできないのに「団体旅行」なんてカッコ悪いと思っていたし、実際、言葉は片言でも手振り身振り自力で歩く旅は、先々で現地の人のやさしさに触れ、必死だから街の地図も交通機関の使い方もすぐに飲み込み、自由に動けるようになればまたその土地への愛着も深くなり…という喜びはあるものの、道に迷って効率よく動けなかったり、せっかく名所旧跡に出かけても説明が読めなかったり、食べ物も思うように頼めなかったりなどなど、もどかしいこともいろいろ。まして高齢の母連れの旅は、もたついている間に彼女が心身共にばててしまうし、日本語の通じるお連れがあった方が嬉しい、というわけでこのところツアーにしています。
すると、経験ゆたかなガイドさんや添乗員さんのつく旅は、不安がなくて快適なだけでなく、移動の道々も行き先の文化、芸術、習慣や国民性についての情報まで、細やかに教えてもらえて勉強になり、また、同行の人たちからも面白い話が聞けてなかなか楽しい。
お食事もチョイスはできないけれど、お店選びの心配やわからないメニューとにらめっこという悩みがなくて、う〜〜ん気楽。
にしても、以前行ったフランスはさすが食の国。コースのプランにも参加されたガイドさんのこだわりもあって、毎食、バリエーションゆたかなお食事をいただけたのですが、ドイツは…想像に難くなく、お肉とポテトの国でした。ツアーメニューであることを差し引いても、やっぱりドイツの人は日々こういうメニューをきっと食べてるんだな。
添乗員さんによると、ドイツの人の食事は慎ましく、朝は概ねパンとコーヒー。お野菜を食べる習慣はあまりなく、昼や晩の主食はポテトでパンがついて来ることは稀ということです。
それでも、私たちのツアーメニューにはときどきサラダが出ましたが、ともあれ、昼も晩も決まってサラダかスープにメインにデザートというシンプルな3品。晩は前菜のプレートがゆたかだったフランスとは大違い。それと、食べきっていないのにすぐ下げられてしまう素早さは、あながちツアーだったからだけでなく、食に対する執着心の差なんだという気がします。
でも、お肉(概ね豚肉)とポテトは食べ慣れた素材。同じ素材が毎回、手を替え出て来るティピカルドイツ料理のバリエーションがだんだん面白くなって、最後まで飽きずにいただきました。
topの写真は、最初のランチ。ようこそドイツへ、というような、ソーセージ、ザワークラフト、ボイルドポテトの組み合わせ。
メインの前菜のトマトのサラダも美味しかった。デザートは「林檎のフライ」。ボリューミィだけど、おソース美味しかった。

夜は、ワイン酒場(?)。この日はホントは夕食なしで、自分で食べに行く日だったけれど、ドイツ語メニューなんてとても読めないので、チャレンジ精神皆無の私たちは熟練の添乗員さんにくっついてぞろぞろ。メニューを上から下まで読んでくださった添乗員さんありがとうございました。
が、訳してもらっても想像つかないものいっぱいで、頼んだのはやっぱり豚のカツレツとポテト。。。お皿からはみ出るポークシュニッツェル。右端のフライドポテトは、これの付け合わせです。

これは2日目のお昼のドイツ風ミートボール。やわらかくて、ケッパー風味で美味しかった。

次の日、ルードウィヒのノイシュバンシュタイン城見学のあとのランチ。
ひき肉を小麦粉の皮で包んだお料理は、ドイツ風ラビオリ、あるいはドイツ風餃子。
しかし、これまた大きな「ラビオリ」。


旅半ばのミュンヘンでは、6000人入るという伝統のビアホール、ホフブロイハウスに連れて行ってもらいました。
この日はみんなに1Lのビール付き。おじさんが一度に10個ぐらいジョッキを抱えてきます。すごい!いくらわたしでも、そんなに飲めないでしょ〜〜と思ったら、楽しくて美味しくてけっこう飲めてしまった。
メニューのメインは、ローストポーク。なんてまんまるにかたちが揃ったポテト、と思ったらポテトのお団子でした。

次の日のお昼の巨大ロールキャベツ。作りが大きいだけでなく、キャベツが厚くてごつかった。
でも、美味しかったよ。


ライン川下りの日のランチは、乗船地リューデスハイムのつぐみ横町のレストランで。
幅2mほどの道にみやげもの店やレストランお店がひしめく愛らしいつぐみ横町。なんかどっかに風情が似ている。江ノ島?
この日は、唯一、お魚メニュー。何のお魚?一応白身で、クセがなくてふつうに美味しかった。(結局、何でも美味しいんじゃん!って?)

そして、仕事忙しいのに、家だけでなく、お店のバラの水やりまでしに来てくれたお留守番の相棒に、お土産話とお土産ワインとドイツ風ミートボール。
今度はどっか一緒に行こう。そのうちね。。。
次は、ドイツのワインとビールのお話を。
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