秋のおもてなしメニュー。 |
メニューは、和食の秋のおもてなし料理。小鯛のおぼろ昆布巻、厚焼き卵、里芋の田楽、ぎんなんの素揚げを篭盛りにして、イチジクの揚げ出しを添え、仕上げは塩こぶと菊のお茶漬け。シンプルだけど、目にも舌にもやさしい心和む献立です。
銀杏の殻の割り方、美味しいお出しの取り方、田楽味噌の照りの出し方、厚焼き卵の焼き方。なんとなく、これまで自己流でやってて首をひねってた和食の基本が、きちんと教わるとな〜んだこんなに簡単でこんなに美味しくできるのね、と、目からウロコの思いです。
かぼすをくり抜いて釜にしてみたり、ぎんなんに串で穴をあけ松葉を差してみたり、田楽にけしの実をふったり、それを篭に盛り込んだり。ふだんはしないけど、でも、たまにはこういう手間ひまかけたお洒落もいいな。
みんなして細かい作業に夢中になって、和気あいあいのうちに出来上がり。篭盛りはどれも美味。そば粉をまぶして揚げた熱々のイチジクは、ほんのり甘くて上品なお出汁とぴったり。ほうじ茶を使ったお茶漬けも、簡単で絶品。
朝からの雨も上がって、幸せ気分の昼下がりでした。

