陶器市へ。 |

震災前から予定していたことですが、GWから10日あまりの間に、3度、高速を北上することになりました。
山菜採りに一関に、陶器市を見に益子、笠間に、そして、6月の催しでジャムを卸していただくことになった雑貨とカフェのロムエンさんを訪ねて郡山に。
東北沿岸部のニュースに隠れ、大きくは報道されませんが、益子や笠間、郡山も、少なからず地震の被害があったところ。
益子や笠間では窯が崩れた陶芸家が多くいますし、郡山は建物に被害が出て閉店してしまったお店も多々あるそうです。
そんな中、益子は会期を数日短縮したものの、決行されたふたつの陶器市。
地震から間もない時期には「お客さん、来るのだろうか」と懸念されていましたが、行ってみると、会期後半だったにも関わらず、どちらも目を見張る人出。出展している作家さんたちも、こんなのは初めてと口を揃えて言うほどだったのは、がんばっている作り手たちを激励したいという気持が、たくさんの人を動かしたのかもしれません。自粛しないで経済回そう、という意識も浸透したし、そろそろみんな動きたくなっている頃でもあったかも…。
ともあれ、おまつりの賑わいとみんなの笑顔はうれしいことでした。
益子の二階堂明弘さんは、かなりぼろぼろだった借家と工房を引っ越そうとしていた矢先の地震。
概ねの作品と窯が壊れ、6月に予定していた個展も取りやめ、わずかに残ったものだけを持っての陶器市出展でした。
よくぞ生き残った。凛々しい黒いお皿を一枚いただきました。それが上の写真。
益子の土を使った二階堂さんのお皿はいくつか使っていますが、ほんと、盛り映えして使いやすいのです。

若手の人たちも元気です。
女性作家の作品をいくつか。

こちらは愛知から出展の安達健さんのボウル。

こちらも愛知の冨本大輔さんの飯碗。益子の市は、各地の作り手が参加しに来ます。
いい出会いがいくつかあったあと、益子から笠間へ移動。
笠間の陶器市「ひまつり」は地元の作家さんだけが参加できる催しですが、今年は出展できなかった作り手が30人もいたとのこと。だけど、出展している人たちはいつも通り元気でした。よかった。

久しぶりにいっちゃんこと市崎恵美子さんのお皿をゲット。
このスコンとつき抜けた感じがいいんだな。
郡山のロムエンさんには、おととい、9日に行って来ました。そのお話は、また後日。
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