萩原さんのクマちゃん。 |

萩原千春さんから、クマさんのこども飯碗が届きました。
去年の「こどものうつわ展」にいくつか出してくれてすぐに完売。それで「また作ってくださいね」と頼んでおいたのですが、冬が過ぎ春の足音が聞こえる頃に、ようやく届いたふたつの飯碗。
クマちゃんの顔の「スポンジはんこ」が思いのほか難しくて苦戦。溶けてにじんで、アトリエにはクマちゃん、ウサちゃんの失敗作が積まれているとか。送ってくれたのは、とても貴重な2つのようです。
でも、「本人は悔しくくて、どうにか安定させようとして」「次の窯でも挑戦するそうです」と手紙を添えてくれたのは奥さんの朋子さん。同じ陶芸家として、小さな飯碗への夫のこだわりと悪戦苦闘を微笑ましく見守る朋子さんの姿が浮かびます。
わたしも、あの端正なポットを作られる萩原さんが、スポンジはんこと格闘している様子を思い描くとご本人には悪いけれど、何だか嬉しくなってしまいます。
愛息shinちゃんへの、そして、こどもたちみんなへの愛情こめて、手間隙惜しまず作られる萩原さんのこどものうつわ。今年の9月の「こどものうつわ展」までにはスポンジはんこが安定して、クマちゃんの仲間たちが増えますように。。

クマちゃんの飯碗。上の写真は見込みの真ん中のクマちゃん。

高台の中にもクマちゃん。
いったいshinちゃんは大きくなるまでに、どれだけ思い出のうつわができるのでしょう。
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