高麗美術館と水正菓。 |
藤塚さんに「高麗美術館に行って来たんです」と伝えると「あ、僕、あそこは大好きで会員になってるんだよ」と、喜んで、高麗美術館の娘さんがやっているという「李青」というお店を教えてくれました。
李青は京都の中心から少し北の路地に、隠れ家のようにあるお茶のお店。韓国の調度が配された中庭のある店内はしっとりと落ち着いて、炎天下を歩いてドアを開けた瞬間に、心に涼しい風が吹き込むようです。コーヒーもあるけれど韓国のお茶が豊富で、とても暑くて疲れていたので水正菓(スジョンガ)という、冷たいお茶を頼みました。干し柿や松の実が入って、シナモンの香りがきいて、とても美味しいお茶。味はもちろん、その美しいうつわ使いにも感激。
「僕はあそこなら、何時間でも本を呼んで過ごせるな」という藤塚さんの言葉がうなづける、心ゆたかな空間でした。
ちなみにここのビビンパは、藤塚さんの白磁のうつわで出されています。
李青 京都市上京区河原町今出川下ル梶井町448-16 075-255-6652