宮脇綾子の世界。 |
お客さまが「絶対、行って来たらいいわ!」と薦めてくれた「宮脇綾子の世界」を観るため。宮脇綾子さんは、10年前に亡くなられたアップリケ作家で、その生誕100年を記念した巡回展だったのです。
宮脇さんのことは知らなかったのですが、良妻賢母としてのつつましい暮らしの中で、何かできることはないかと考えて、大切に集めた布で、身の回りのものを表現することを始めたそうです。食卓に上る魚やお野菜。花や果実。そのひとつひとつを類いまれな観察心と愛情あふれるまなざしで見つめ、小さな端切れにも愛着を持ち、豊かなアイデアとユーモアを持って作り上げられた作品はどれも温かさに満ちて、心をとらえました。また、毎日、絵や張り絵、アプリケでつづった日記にも敬服。催しがあることを教えていただいて、ほんとによかった。美術館は、緑の公園の中にあり、静かなたたずまい。余談ですが、レストランはパスタが手打ちで、フォカッチャが秀逸でした!
催しは8月29日までやってます。048ー824ー0111