2008年 06月 10日
鶴亀荘のサプライズ。 |
三島町の工人まつりの夜の宿は、湯倉温泉「鶴亀荘」。
おととし只見線に乗って行こうとしたら、どうしてもその辺りに一泊しないと無理な列車のダイヤ。なにせ1日3往復の電車です。数少ない三島の宿泊施設は満員。どうせいく駅か離れるなら食事の美味しい宿がいいなとネットで探してこの鶴亀荘 を予約しました。とはいえ,おととしは宿のHPもなかったから、お料理自慢とはいえ田舎のこと。期待すまいとこころして出かけたのです。
コトコトとのどかな只見線に揺られ会津川口まで。駅までご主人に迎えにきてもらい、川沿いの道をしばし走って橋を渡り、たどり着いたのはひなびた、というかかなり古ぼけた一軒宿。通されたお部屋は狭く,ひび割れたお風呂はふたりで満員。さらに心わびしくなったのですが,やがてお食事どきになり,出された一皿目に目を見張り,お箸を付けてふたりで感動。それは板前であるご主人自ら採ってくる山菜を中心に、一品一品工夫をこらした宝石のようなお料理でした。次々出される感嘆の味に、唎酒師の女将さんが選んでくれたお酒もぐびぐび進んでいい気分。
その驚きが忘れられず、洗面所も共同の不自由いっぱいのこの宿を母との一夜に選んだのです。ぬるかったのが残念でしたけど,味は秀逸。アルバイトの高校生たちも心地よく思い出に残る一夜になりました。
一皿目。このあと山菜の皿,わらび豆腐、洋の皿,よもぎまんじゅう、うるいと地鶏の信太巻き、コシアブラ(山菜)の雑炊、よもぎプリンと続きました。お酒はすべて会津の地酒。
洋のお皿。フジの花の寒天寄せなど、珍しいものがいろいろ。高原豚が柔らかくて美味しかった。
宿からの只見川風景。
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by utsuwa-party
| 2008-06-10 14:08