2007年 08月 14日
柿渋染めのワークショップ。 |
ワークショップ2日目は、武井春香さんの柿渋染め。
武井さんのおうちは、山梨県塩山の桃農家。きょうは、今年最後の収穫の立派な朝採りの桃をお土産にやって来てくれました。
夏は桃だけど、秋には塩山名物つるし柿をつくるので、その渋柿が武井さんの柿渋の材料になります。
まだ、若いころ摘果する柿のエキスを使うから柿渋は緑色。渋が抜けると染まらないから保存は冷蔵庫や冷凍庫を駆使するようです。
さて、きょうは用意してもらった無地のブックカバーや手提げに緑の柿渋で思い思いに絵を描きます。それから1週間ほど寝かせてから媒染なので、きょうは武井さんが持って来てくれたすでに乾かした作品を媒染。それぞれが描いたものは宿題になりました。
柿渋で描いた直後はどんどん薄くなってしまうものが、媒染するとくっきり模様が出てみんな感嘆!これを水洗いしたあと、またしばし乾かし、また水洗いで完成です。
仕上げるのが待ち遠しい!!
出荷できなかった桃、というけど、すごく立派で美味。
桃は待っていても甘くならないから堅いうちに食べた方がいいそうです。
武井さん。たのしくきさくな講師ぶり。
緑色の柿渋。
刺繍作家の岡村奈緒さんは刺繍用の糸を染める相談。
媒染直後はこんな色。しだいに茶色くなるそうです。
PARTYのHPに戻る
by utsuwa-party
| 2007-08-14 16:55