2007年 07月 06日
ガラスの神秘。 |
伊藤さんのガラスの材料はほとんどが再生ガラスですが、なかでもワイングラスやロックグラス、鉢。ボトルなどにも多く見られるシックなグリーンの色は、ビールビンと透明のガラスを混ぜたものだそう。薄茶にならないんですね。と、目を丸くするお客さまやわたしに「そうなんですよね。僕にもよく分からない」と伊藤さん。
陶器の釉薬と同じように、ガラスにも時折、予測の付かない変化が生まれるようです。
また、白く雪が降り積もったような「白泡」シリーズは、重曹を入れて泡立てたガラスをベースのガラスに巻き付けて作る技法。最初は泡が細かく多く、メレンゲみたいに真っ白になるけれど、しだいに泡がおさまってくるのでそのとき巻き付けるとうっすらした仕上がりになるとのこと。
きのうは、冷蔵庫にシソジュースを用意していたので、この白泡のグラスに入れてみたら、なんだかかき氷みたいに涼しくたのしい取り合わせに。嬉しくて、昨日今日とお客さまにシソジュースを出し続けています。
伊藤さんは、今朝早く、秋田に帰って、その足で青森の鯵ヶ沢というところでのクラフトフェアに。「ガラスやさんは季節労働者」と笑いながら、飛び回っている伊藤さん。あとは、わたしがきのう仕入れた知識で説明しながらがんばります。
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by utsuwa-party
| 2007-07-06 23:42