本人、気付いてなかったのですが、PARTYの企画展はよく「マニアック」って言われます。
はじめはだいぶ前の4寸皿展。わたしは日常すごく使うし手頃だし一枚ずつ集めてもたのしいし、いろいろな作家さんの4寸皿がいっぺんに見られたら嬉しいな、と思って企画してやっぱり面白かったけど、そもそも4寸皿ばっかりいっぱいということ自体、だいぶマニアックだったみたい。
今回の六寸鉢も、案の定10月に清水なお子さんの個展をやったとき「マニアックやなあって、土井(ご主人の土井善男さん)と話してたんです」と清水さんに笑われた。
しかも、今回はわたしが個人的にとても好きで、毎日の食卓で使用頻度の高い人ばかり選ばせていただいたから、品揃えが偏ってぱっと見、トーンが一緒。昔は、企画展をしてこうなると、あ〜〜、一緒になっちゃった。お客さんたのしんでもらえるかしらと心配したもの。それから、だいぶ自分の好みも広がったし、おつきあいする作家さんも幅が広がって、企画展をやってもバラエティがあるようになったけど、今回は幅の広さより、自分の中のコアな部分で選んだから、当然ながらこんな景色になって、そうだよね、いやあ、PARTYらしいなあと自分でもちょっと笑ってしまったりしています。
それいしてもこの景色。眺めていると原点に返ったようで、ホッとしたり嬉しくなったりするのですが、お客さまはどうかしら。
初日、たのしみに待ちます。