日曜の収穫。 |
日曜日、飯田橋の「千鳥」さんへ、余宮隆さんの個展を見に行きました。
人気の余宮さんですが、じつは個展を拝見するのは初めて。個展2日目で「輪禍の小鉢など可愛いものは初日に無くなってしまったんです」と、オーナーの柳田さん。だけど、わたしには愛らしいものより土の勢いのある鉢や碗やぐい吞みが魅力です。とりわけ、土の気持にまかせたようなぐい吞みたちに心引かれたけれど、たっぷりとした飯碗もいい。たちまち「普通のお客さん」の目になって、迷いに迷い求めて来たのがこれ。ダンナ用にと大振りの中から吟味して選んだのですが、却下した小振りで高台が割れてひずんだモノにもちょっぴり未練。。うつわやのくせに優柔不断。
でも、余宮さんともお目にかかれたし、やっぱり伺ってよかった。
この日は初めてお会いする若手の余宮さんと、久しぶりにお目にかかるベテランのガラス作家、谷道和博さんのふたつの個展を訪ねました。
谷道さんの個展は駒込の老舗のギャラリー「工藝舎」で。長年、取り組んでいらしたワイングラスの細い足の中に気泡でスパイラルのラインを入れる技法に成功。「これが途中で切れたり、消えたりするから、歩留まりが悪くって」と言いながら、嬉しそうに目を輝かす谷道さんに、いつになってもチャレンジし続ける作り手のスピリットを感じ、ちょっと嬉しくなりました。
でも、ワイングラスは手が届かなかったので(ふたつは欲しい…)、いちばん先に目に付いた愛らしいピッチャーをゲット。
作り手に会った日は、わたしもがんばらなくっちゃと、帰りの足取りがちょっと威勢良くなります。
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